
最近、一台のカメラ映像から、人の姿勢や動きを計測する技術の研究開発が盛んに行われている。下図はその一例を示す。確かに骨格は分かるが、それはあくまでも二次元データで奥行きは分からない。計測目的によってはそれで良いが、三次元的に見ようとすると、どうしても複数のカメラが必要になる。

弊社は三台のデプスカメラを用いたマーカーレス三次元動作計測システム(商品名AnakinSystem)を開発・上市している。その技術を応用すれば、歩行のような回転を伴わない動作であれば、一台のデプスカメラで三次元動作計測が可能になることが分かったので、それをご紹介する。要は、一台のデプスカメラから得られた人の体表面点群データとコンピュータ内部に保有する標準人体モデルをマッチングさせることにより、各関節の三次元座標を求めることができる。

実際に、歩行を計測した例を以下に示す。

また、様々な関節角度等の変化を以下のようにグラフ表示をすることも可能である。

今回ご紹介した技術の具体的な応用例に関しては。追って順次公開する予定です。